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大山 研司*; 金子 耕士; 鬼丸 孝博*; 東方 綾*; 石本 賢一*; 小野寺 秀也*; 山口 泰男*
Journal of the Physical Society of Japan, 72(12), p.3303 - 3304, 2003/12
被引用回数:6 パーセンタイル:42.96(Physics, Multidisciplinary)本研究では、反強磁性体CeBCの磁気構造を調べた。2.2Kにおける単結晶中性子回折実験の結果から、CeBCの磁気構造は、伝播ベクトル=( ') (=0.161, '=0.100)で表される長周期型の磁気構造であることを明らかにした。この結果から、CeBCの面内の結合が基本的に強磁性的であることがわかった。これは、一連のRBC化合物の内、長周期磁気構造を示すR=Tb, Ho, Erでは、どれも面内反強磁性結合となっていることと大きく異なっている。一方で、周期性に関しては、R=Ce, Tb, Ho, Erの間で系統性が見られる。CeBCでは長周期構造が実現している3者とは格子定数が大きく異なっていることから、他の化合物とは異なる環境下に置かれていると考えられる。